福岡県北九州市長を5期20年務めた末吉興一さんが14日、亡くなりました。
91歳でした。
末吉さんは東京大学を卒業後、建設省などを経て1987年に北九州市の市長に初当選しました。
国との強いパイプに基づいて市政を推進し、2007年まで5期20年にわたり舵取りを担いました。
任期中は「北九州市ルネッサンス構想」に取り組み、鉄冷えで苦境に陥った街のインフラ整備を次々に打ち出していきました。
さらにエコタウン事業を立ち上げたほか、北九州学術研究都市や門司港レトロ地区など市の重要施策の礎を築きました。
末吉さんは14日、肺炎のため市内の病院で亡くなりました。
告別式は20日午後1時から小倉北区の「サンレー小倉紫雲閣」で営まれます。