県や沿線の自治体がJR九州に対し運行本数の維持を求めている特急「かささぎ」について山口知事は国などとの当時の合意はフリーゲージトレインの導入が前提だったと指摘し、「合意時の14本が維持されるべき」と改めて強調しました。

【山口知事】
「6者合意はあくまでもフリーゲージトレインの導入が前提であります。その前提がない今、合意時の14本が維持されるべきものと考えます」

26日開会した11月議会で山口知事は、西九州新幹線の開業に伴い並行在来線となった区間を走る特急「かささぎ」について、フリーゲージトレインの導入を前提とした国や長崎県などとの合意を根拠にJR九州が減便を検討していることに触れたうえで、利便性の確保を求めていくと強調しました。

【山口知事】
「特急の大幅な減便のほか、乗換負担が新たに発生するなど利便性が大きく低下しています。引き続きJR九州に対して利便性の確保を求めてまいります」

また11月議会には人手不足に陥る介護・福祉現場の快適な職場づくりのための補助金などを盛り込んだ、約55億円の一般会計補正予算案などが提出されました。

11月定例県議会は12月2日から4日まで一般質問が行われ、12月16日に閉会する予定です。

サガテレビ
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