愛媛県今治市の真珠・貴金属の販売業者が、破算開始の決定を裁判所から受けたことが26日に分かりました。負債総額は約1億円と見られています。

破算開始の決定を受けたのは、今治市別宮町にある真珠・宝石・貴金属販売業「中村真珠」です。

東京商工リサーチ今治支店によりますと、「中村真珠」は1980年3月に真珠専門店として開設。宝石や貴金属なども扱い、一般個人のほか地元の造船所の進水記念品の販路も確立し1997年4月期には売上げがピークの2億1600万円に達しました。

しかし、この後の景気の後退により宝飾品などの販売が減少。コロナ禍もあり2021年4月期の売上げは1億円を割り込んでいたうえ、社長が急逝したことから資金が不足して経営が行き詰まり、事業の継続が困難になっていました。

破産開始の決定は松山地裁今治支部から11月13日に受けました。負債総額は約1億円と見られています。

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テレビ愛媛
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