部員が1人だけの高千穂小学校と延岡市立東海小学校の吹奏楽部が合同で、全国大会に出場することになり、本番に向けて練習に励んでいます。
東海小学校でバスクラリネットを練習しているのは、高千穂小学校6年の長友杏梨さんです。
長友さんは、高千穂小の吹奏楽部に入りましたが、4年生の時に少子化などの影響で部員は長友さん1人に。
父親が、東海小吹奏楽部の顧問・山本由美子講師と知り合いだったことが縁で、2023年から週末に東海小の吹奏楽部と一緒に練習しています。
(高千穂小6年・吹奏楽部 長友杏梨さん)
「みんなで合わせたときに、達成感みたいなものが楽しいなと思いました」
(東海小6年・吹奏楽部 飯干愛菜部長)
「普通にみんな(長友さんと)仲良くて、学校は違うけど、みんな仲間です」
東海小と高千穂小の合同バンドは、10月の九州大会で上位2チームに入り、11月22日に大阪で開かれる全国大会出場が決定。
この日は、保護者や地域の人たちにその音色を披露しました。
♪聖者の行進
(東海小学校吹奏楽部OB)
「あんな小さな体で、目いっぱい声と音を出して、吹いている姿にすごく感動しました」
(東海小5年・吹奏楽部 狩野心美さん)
「(全国大会は)楽しく演奏して、後悔がないように演奏したいです」
(高千穂小6年・吹奏楽部 長友杏梨さん)
「途中から入ってきたけど、仲良く接してくれてありがとう(と言いたい。)会場のお客さんとか、自分たちも楽しめるような演奏がしたいです」
「全国大会頑張るぞ、おー!」