「ものづくり県岡山」をPRしようと企業の優れた技術や製品を一堂に集めた展示商談会、「おかやまテクノロジー展」が岡山市で始まりました。
この展示会は岡山県などが企業同士のマッチングの機会をつくろうと毎年開いているもので、2025年は県の内外から過去最多の220社が参加しました。
産業機械を製造する倉敷市の企業のブースでは、従来の鉄より3割軽く、強度に優れた素材を特殊加工する技術で機械を軽量化し、エネルギ―効率の大幅アップを図っています。
一方、電気を使った溶接技術の企業のブースでは、薬や食品などを作る機械の配管溶接など精密な作業にも対応し、最先端の技術を支えています。
(松正工機 松木一博代表)
「会社自体を知ってもらえる。同業者を含め、仕事の依頼にもつながれば」
また会場には県内の工業高校などから約2500人の生徒も訪れていて、地元企業のものづくりの底力を体感していました。
(高校生は…)
「面白い会社がたくさんあっていいと思った」
「来年、就職なので役立つ情報があり楽しい」
(岡山県 笠原和男副知事)
「今までにないもの、新しい切り口・視点でものを作っている。若い人にものづくりの現場を見て今後の進路選択の幅が広がる」
この展示会は11月13日まで岡山市北区のコンベックス岡山で開かれています。