都内のマッサージ店でタイ人の少女が違法に働かされていた事件で、少女を店に紹介した母親が台湾で身柄を拘束されていたことが分かりました。
この事件は、東京・文京区の個室マッサージ店で、12歳のタイ人の少女に性的なサービスを伴う接客をさせた疑いで男らが逮捕されたもので、警視庁は仲介業者を通じて人身取引が行われたとみて捜査しています。
タイ警察によりますと、少女を店に紹介した29歳の母親は10月末ごろ、渡航先の台湾で別の売春に関連した事件で現地当局に拘束され、現地の収容施設に留め置かれているということです。
母親はこれまで、日本やベトナム、台湾などにあわせて27回の渡航歴があったということです。
タイ当局は今後、日本に担当者を派遣して日本の警察と協議した上で台湾当局と母親の送還手続きを進め、背後にいる可能性がある人物らの捜査を行う方針です。