人口減少が進む地元を活気づけようと、新潟市中央区の信濃川やすらぎ堤でマルシェが開かれました。企画したのは地元の小学生。多くの人が訪れ、にぎわいをみせていました。

11月7日、新潟市中央区の信濃川やすらぎ堤で開かれたのは、南万代小学校5年の児童による『やすらぎマルシェ』です。

今年の春から総合的な学習の時間を使い、新潟で人口減少が進んでいる現状を学んできた児童たち。自分たちが住む地域に活気を取り戻そうと、マルシェの開催を企画し、話し合いを重ねてきました。

活動に賛同した飲食店の協力を得て5店舗が出店したマルシェでは、児童たちのこだわりが詰まった商品が並びました。

【児童】
「笹団子の上に焼き芋のソースがのっていて、それと一緒に柿の種を食べたら合っていて…」

話し合いの末に誕生したこちらのオリジナル商品は『新潟名物・宝船』と名付けられ、ユニークなアイデアにひかれた来場者が手に取っていきます。

このほか、新潟名物のタレカツを使用したおにぎりは児童が描いたイラストを使ったオリジナルの包装で販売。思いの詰まったマルシェに多くの人が引き寄せられていました。

【訪れた人】
「子どもたちの勢いでどんどん買ってしまった。子どもたちのパワーはすごい。買ってあげたいなと思うし、みんなでつくり上げるのがすてき」

【訪れた人】
「関係者だけではなくて、地域の人も集まってきて、大変良い取り組み。元気がよくて良い」

この日のために準備を重ねてきた児童たちは手応えを感じたようです。

【児童】
「みんなで考えてきたスムージーが売れてうれしかった。『おいしい』とか『きれい』とか喜んでくれてうれしかった」

【児童】
「目標がマルシェのお客さん100人で、それを目指してやってきた。100人来ていそうな感じ」

にぎやかな声が響いたやすらぎ堤。児童たちのまっすぐなエネルギーで会場は活気にあふれていました。

NST新潟総合テレビ
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