ワカメ養殖発祥の地とされる岩手県大船渡市で、11月7日に中学生が地元のワカメを使った調理実習に挑戦しました。
大船渡中学校では7日、3年生65人が県飲食業生活衛生同業組合の指導のもと地元のワカメを使ったチヂミ作りに挑戦しました。
表面をパリッとさせながら中をモチモチに焼き上げるには、色づきを見ながら適度なタイミングでひっくり返すことが大切で、上手にできると歓声が上がっていました。
県飲食業生活衛生同業組合 千葉武継大船渡支部長
「子どもたちの顔を見ているとうれしくなる。みんな楽しそうな顔をしてくれている」
チヂミができあがると生徒たちはおいしそうに味わっていました。
また、この組合では山林火災の避難所で炊き出しを行っていて、7日は当時と同じ汁物も振舞われました。
大船渡中の生徒
「米粉による柔らかさとごま油で焼いた外のパリパリの差が本当においしい。災害の時に食べた味を感じられて心が温まる」
2025年度この中学校に統合され閉校となった末崎中学校では、生徒がワカメの生産から販売までを行う授業が伝統となっていましたが、統合後のワカメを味わう授業でも笑顔が広がっていました。