いわき信用組合の不正融資問題をめぐっては、10月31日に特別調査委員会が調査結果を公表。
江尻元会長の意向に従って勝手に作られた顧客の口座を経由して迂回融資を行うなど、不正の総額は約280億円にのぼり、10億円ほどの資金が反社会的勢力に流れていたとされた。
張本人である江尻元会長は、福島テレビの取材に対し「すみません、お話しません」などと答えた。
利用者からは「ちょっと呆れている。額が額ですから」「1つ信頼が崩れると、全てが崩れてくる。旧経営陣には、責任を最後までとって欲しい」との声が聞かれた。
揺らぐ金融機関としての信頼。いわき信用組合は金融庁から、新規の顧客への融資業務の1カ月の停止などの行政処分を受けている。
組合は、旧経営陣などに対して刑事・民事の責任を追及する方針だ。