大分県別府市に住む50代の女性が200万円をだまし取られる特殊詐欺に遭ったことがわかりました。

警察によりますと11月4日、女性の携帯電話に電話がかかり、大阪府警の警察官を名乗る男から「カンボジアであなた名義の銀行口座のキャッシュカードが詐欺と資金洗浄に使われています。キャッシュカードは手元にありますか。あなたは詐欺の容疑者になる。大阪府警に出頭してください」などと言われました。

女性が大阪府警まで行けないことを伝えると、警察官を名乗る男や検事を名乗る男から「出頭できないのであれば、ビデオ通話で取調べをします」などと言われ、LINEのビデオ通話に誘導されました。

また、大阪府警の警察官を名乗る男からは、LINEのメッセージで女性の名前が記載された逮捕状の写真が送られてきたり、ビデオ通話で警察手帳を見せられたりし、「あなたが逃走しないように、口座のお金を預かります。残高が多い口座から200万円を振り込んでください」などと言われました。

それを信用した女性は、男から指定された口座に現金200万円を振り込み、だまし取られる被害に遭ったということです。

警察は「警察官がSNSで連絡したり、現金を要求することはありませんので、お金を渡したり、振り込む前に警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けています。

テレビ大分
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