経営再建中の日産は、神奈川・横浜市の本社を970億円で売却すると発表しました。
売却後も賃貸借契約で使用を続けます。
発表によりますと、経営再建計画の一環として、横浜市にある本社の土地と建物を台湾の部品メーカーなどが出資する会社に970億円で売却するということです。
今後は賃貸借契約を結び、本社としての使用を続けます。
売却は12月の予定で、得られる資金は設備の更新やAI・デジタル化の推進など、業務効率化に活用します。
経営不振が続く日産は、2025年度の営業損益で2750億円の赤字が見込まれるなど再建が急務になっていて、2009年から創業地・横浜に構えてきた本社の売却で、経営立て直しにつなげられるかが焦点となります。