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プレスリリース配信元:株式会社RECCOO

~超早期化・年内内定・条件重視など、最新動向を理解するキーワードが明らかに~

株式会社RECCOO(本社:東京都渋谷区、代表取締役 出谷昌裕)は、2026年卒業予定の大学生505名を対象に「就活開始から入社先決定に至るまで」に関する調査を実施し、『26卒就活総振り返りレポート』として公開しました。
『26卒就活総振り返りレポート』のダウンロードはこちらから
https://reccoo.com/whitepaper/21

背景

2010年代半ば以降、新卒採用市場は“売り手市場”が続いており、特にここ数年は「優秀層学生」を巡る競争が激化。就活スケジュールの早期化や活動スタイルの多様化が進み、企業は採用戦略の転換を求められています。
本レポートでは、26卒学生のリアルな就活動向をもとに、次年度以降の採用戦略設計に役立つ具体的な示唆をまとめています。

調査結果サマリー


調査結果サマリー

- 就活はさらなる早期化 大学2年の3月以前に開始する学生が前年比10pt増
- 入社先選びの基準は“安定志向”が顕著に
- 年内内定者は4人に1人 内定取得後は7割が選考を絞る
- 内定承諾後辞退は約3人に1人 「抵抗あり」でも辞退せざるを得ない現実
- 約9割が“非志望企業”の選考に参加 半数が「志望度上昇」と回答

各データ詳細

1. 就活はさらなる早期化 大学2年の3月以前に開始する学生が前年比10pt増
25卒よりも明確に前倒し傾向が進行。「大学2年の3月以前に就活を開始した」学生は前年比で10ポイント以上増加し、年内にエントリーを開始する学生は7.4ポイント増。大学2年生から企業と接点を持つ「超早期型採用」が主流化しつつあります。

Q. 就活を開始した時期を教えてください


Q. 本選考エントリーを開始した時期を教えてください

2. 入社先選びの基準は“安定志向”が顕著に
「福利厚生が整っている」(1位)、「年収が高い」(2位)と、生活の安定に関する項目が上位を占めました。特に旧帝大・早慶上智クラスでは「年収の高さ」を最も重視する学生が最多に。一方、「魅力的な社員が多い」(3位)もランクインしたものの、「ワークライフバランスが確保できる」(4位)も上位に入り、条件面を重視する傾向が見られます。

Q. 入社先の検討で重視することを教えてください

3. 年内内定者は4人に1人 内定取得後は7割が選考を絞る
「大学3年12月末までに初めての内定を得た」学生は24.8%(前年比+2.6pt)。早期内定を得た学生の7割以上が「以降の選考を絞った」と回答しており、 “年内に志望度を高める施策”が企業の採用競争力を左右する結果となりました。

Q. 1社目の内定を獲得した時期を教えてください


Q. 1社目の内定獲得後、選考を受ける企業を絞りましたか

4. 内定承諾後辞退は約3人に1人 「抵抗あり」でも辞退せざるを得ない現実
第一志望群企業においても「内定辞退」経験者は4割を超過。「内定承諾後辞退に抵抗がある」と答えた学生は7割近い一方、そのうち28%が実際に辞退経験ありと回答しました。学生はスケジュールの重複や選択肢確保のため、「辞退前提の承諾」を行うケースが増えています。

Q. 内定辞退の経験はありますか


Q. 内定承諾後辞退への抵抗はありますか


Q. 内定承諾後の辞退経験はありますか

5. 約9割が“非志望企業”の選考に参加 半数が「志望度上昇」と回答
9割近い学生が非志望企業の選考を受け、そのうち約半数が「選考後に志望度が上がった」と回答。選考参加の理由は「企業の知名度」(1位)に加え、「内定を出す時期が早い」(2位)、「フィードバックが充実している」(3位)など。知名度が低い企業でも、早期選考や丁寧な対応で学生を惹きつけられる可能性が示されました。

Q. 非志望企業の選考に参加したことはありますか


Q. 非志望企業の選考参加後、志望度に変化はありましたか


Q. 非志望の企業の選考を受けたくなる要素を教えてください

RECCOOによる分析と提言

1. 早期化への対応:大学2年生段階からの接点設計を
就活開始・本選考エントリーの時期が共に前倒し傾向。学生が企業を「フラットに見ている」大学2年時から、説明会・イベント・SNS発信などで認知を得ることが重要です。夏インターンを“内定直結型”に設計する企業も増加傾向にあります。
2. 「年収」+「社員の魅力」で入社意欲を高める
安定志向の中にも、学生は「将来のキャリア像を描ける環境」を求めています。初任給や平均年収だけでなく、年次別モデル年収・キャリアパス事例の開示が効果的。また、選考中に魅力的な社員との接点を増やすことで、「この人たちと働きたい」と思わせる設計が鍵になります。
3. 「年内内定」ニーズに応える採用スケジュール設計を
4人に1人が年内内定を獲得している現状を踏まえ、12月までに内定を出せるプロセス設計が重要です。早期内定学生へのフォロー体制(面談・懇親会・メンター制度)も、辞退防止に直結します。
4. 内定辞退防止には「内定後フォロー」が不可欠
内定承諾後の辞退率の高さを受け、企業は“承諾後の伴走”を強化すべきです。定期的なキャリア相談や内定者同士の交流イベントを通じて、入社後の不安を払拭することが定着率向上につながります。
5. 非志望層を惹きつける“選考体験”の設計を
非志望企業でも「選考後に志望度が上がる」事例が多数。選考プロセスを“企業理解と成長体験の場”に変えることで、認知度の低い企業でも学生の志望度を高めることが可能です。早期選考・丁寧なフィードバック・個別面談など、体験価値の向上が鍵となります。


26卒の就職活動はこれまで以上に早期化し、“安定”と“共感”の両立を求める学生が増えました。企業にとっては、採用開始の“タイミング設計”と“接点の質”がこれまで以上に重要です。学生との初期接点を、企業がどのように作っていくかが勝負になります。
『26卒就活総振り返りレポート』のダウンロードはこちらから
https://reccoo.com/whitepaper/21

調査概要

- 調査対象:26卒学生
- 実施日:2025年6月1日~7月15日
- 有効回答者数:505名
- 調査方法:インターネットによるアンケート(株式会社RECCOOが提携する学生団体等にて実施)
- 調査結果詳細:https://reccoo.com/whitepaper/21


回答者セグメント


株式会社RECCOO
「社会の核となりうる人材を育み、ともに戦い続けられる社会を創ることで、日本の産業競争力を高める。」をミッションに、2014年の設立以来、クライアント企業の皆様の課題と向き合い、ご支援してまいりました。

今の日本のビジネスの現場には、素晴らしい才能に恵まれた知的生産性の高い人材が、必ずしも「創造的な仕事」に活躍の場を見出せていない現状があります。

私たちは、一人ひとりの才能が、真に日本の経済を強くすること、日本の社会を豊かにすることに活かされるよう全力で貢献してまいります。


会社名:株式会社RECCOO
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-23-23 恵比寿スクエア3F
電話番号:03-5725-0406
コーポレートサイトURL: https://reccoo.com/
事業内容:
■新卒採用支援事業
・母集団形成支援
・新卒採用コンサルティング/採用コンテンツ制作
・採用実行支援(RPO)
・AIクラウド型適性検査
■組織変革/経営変革支援サービス
・変革リーダーの輩出 / 変革体制の構築
・持続的な収益をもたらす事業体への変革
・収益を最大化する事業組織の構築

【お問い合わせ窓口】
メールアドレス:urano_s@reccoo.com

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