サッカーJ2・モンテディオ山形の相田健太郎社長が5日に会見を開いた。チームスポンサー「SCOグループ」との関係解消に伴って懸念される“新スタジアムの建設の遅れ”について、相田社長は「予定通りの開業を目指す」と話した。

(モンテディオ山形・相田健太郎社長)
「先週プレスリリースで発表させていただきましたように、SCOグループさんとの関係解消のような形になりました」

モンテディオ山形の新スタジアムは、収容規模1万5000人で総工費158億円をかけ2028年8月の開業を目指し、10月に造成工事が始まったばかり。

しかし10月29日、モンテディオ山形はチームスポンサーのSCOグループとの関係を解消すると発表。
新スタジアムの建設資金に懸念が生じる事態となった。

モンテディオの相田健太郎社長は、5日に会見を行い、今後の見通しについて話した。

(モンテディオ山形・相田健太郎社長)
「(Q.どちらから関係解消切り出した?)話できる範囲で言うと話せない。両方の契約にひもづくものになるのでノーコメント」

相田社長は現在、国の内外を問わず新たに出資してくれる企業を探していると明らかにした上で、年内のうちにめどをつけたいと話した。

懸念される新スタジアムの建設の遅れについては、当初予定していた2028年4月から若干の遅れは見込まれるとしながらも、2028年8月の開業には間に合わせたいとしている。

(モンテディオ山形・相田健太郎社長)
「多くの人が期待してくれてるのもわかっているし、自治体のみなさんもスポンサー企業もそうだと思っている。山形のみなさんが誇れるべきものを作らなくてはいけないと思っている」

建設予定地のすぐそばにあるトレーニンググラウンドでは、選手たちが気迫十分のトレーニングを行っていた。
平日の朝にもかかわらず、70人以上のサポーターが練習を見つめていた。
こうした山形サッカーの情熱の「夢の受け皿」を頓挫させまいと、経営陣による水面下での新たな戦いが進んでいるようだ。

さくらんぼテレビ
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