古代米の一種で神前に供えられる赤米の稲刈りが11月5日に総社市で行われ、地元の小学生が稲刈りを体験しました。
たわわに実った古代米の赤米。総社市新本の本庄国司神社では、毎年1.8アールの「神田」で赤米を栽培しています。神前に供えるために赤米を栽培しているのは全国で3カ所だけで本庄国司神社では伝統文化として引き継いでいます。
2025年は、総社赤米大使で歌手の相川七瀬さんは不参加でしたが、近くの新本小学校の5年生11人が稲刈りを体験しました。赤米は子供たちが6月に植えたもので、夏の猛暑の影響を受けず順調に成長したということです。
子供たちは、ぬかるんだ田んぼで泥だらけになりながら、稲を刈り取っていきました。
(稲刈りをした小学生)
「けっこうどろどろになったけど楽しく稲が刈れた」
「手で刈るのはやったことがなかったのですごく楽しかった」
「(赤米は)給食で出ることもあるけど稲刈りをしたらまた食べたくなった」
収穫された約30キロから40キロの赤米は神前に供えられ、2026年1月3日に行われる霜月祭りで甘酒にして振舞われるということです。