衆議院本会議で5日午後3時45分現在、高市首相の所信表明演説に対する代表質問が行われています。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・若田部遥記者が中継でお伝えします。
就任後初めての論戦に臨んでいる高市首相に対し、午後、国民民主党の玉木代表が衆議院を解散する考えがあるか迫りました。
国民民主党・玉木代表:
与党の中からは、議員定数削減を争点に年内にも解散総選挙との話も出ているやに聞きますが、そのようなことを考えているのか、高市総理の考えをお聞かせください。
高市首相:
経済対策をはじめ、お約束した政策を実行し、政策を前に進めていくことが重要。今は解散について考えている余裕がございません。
高市首相は「いま急ぐべきは物価高対策」として、早期の解散については「考える余裕がない」と述べました。
また、玉木代表がいわゆる「年収の壁」の引き上げを取り上げ、「基礎控除をインフレだけでなく最低賃金の上昇に連動させる必要がある」と指摘したのに対し、高市首相は「年末までの税制改正のプロセスで、基礎控除を物価に連動した形でさらに引き上げる税制措置の具体化を図る」との考えを示しました。
一方、連立を解消したことで野党に転じた公明党・斉藤代表も、午後、質問に立ちました。
斉藤代表は「いつまでたっても終わらない政治とカネの問題に一刻も早く決着をつけるべきだ」とした上で、「高市首相が先頭に立って問題の全容解明にあたってほしい」などと呼びかけました。
代表質問は、6日も参議院で行われます。