先週末まで上昇していた流れが大きく変わり、日経平均株価が急落。
一時5万円を割り込む展開となりました。

東証アローズから中継でお伝えします。

売りが一気に広がった東京市場は、ほぼ全面安となりました。

下落ピッチを強めた平均株価は一時5万円を割り込み、下げ幅が2400円を超えました。

きっかけは、アメリカでAI(人工知能)関連の業界の先行きに警戒感が強まったことです。

アメリカではAI(人工知能)向け需要が伸びることを期待して、ITなど関連業界で巨額の投資が相次いでいましたが、AI関連の株は買われすぎだという懸念が広がり、主な株価指数が下落しました。

この流れを受けて、東京市場でも過熱感を警戒し、半導体関連をはじめとして売りが一気に拡大しました。

投資している人は「最近急に上がってきていたような感じがしてたので、逆に急に下がるのもあるんだなって」「ちょっと様子見ないと怖いなって感じがしますね」と話していました。

ある市場関係者は「本格化する企業決算が好調なら、平均株価が上昇基調に戻る可能性もある」と話しています。

5日の東京株式市場の日経平均株価は、4日より1284円93銭安い5万212円27銭、TOPIX(東証株価指数)は3268.29で取引を終えました。

フジテレビ
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経済部
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