講談社が、日本の出版社で初めてハリウッドに実写映画の制作会社を設立します。
海外で日本の漫画やアニメなどの人気が高まる中、講談社はアメリカ・ハリウッドを拠点とする映像制作会社「Kodansha Studios」を設立すると発表しました。
日本の出版社がハリウッドで実写映画化のためのスタジオを設立するのは初めてです。
アジア人女性として初めてアカデミー監督賞などを受賞したクロエ・ジャオ監督をクリエイティブ責任者に迎え、日本で出版された漫画や小説をハリウッドで実写映像化することなどを目指します。
これまで講談社では、海外で日本の作品を実写化する際、原作の権利の販売のみを行っていましたが、今回のスタジオ設立により企画や制作、運営にも携わることができるようになります。
講談社・野間省伸社長:
私どもが関与することによって、より著者の思いを制作サイド・企画に反映させたり、事業展開していくことが可能になると思っている。
政府は、「コンテンツ産業」の海外売上高を2033年までに20兆円にすることを目指していて、講談社は「日本のIPやクリエイターを世界に広げていきたい」としています。