4日未明、秋田市で新聞配達をしていた77歳の男性が、住宅の敷地内でクマに襲われ顔や手にけがをしました。また、3日に湯沢市の山林で遺体で見つかった女性は、クマに襲われたと断定されました。秋田県内のクマによる人身被害は60人に上っています。

4日午前3時半ごろ、秋田市下新城岩城の住宅の敷地内で、新聞配達員の男性(77)が新聞を配達しようと住宅の玄関に向かったところ、やぶから出てきたクマ1頭に襲われました。

男性は、右目の眉のあたりと右手を引っかかれ、自ら市内の病院に行ったということです。

クマは体長約1メートルで、男性がかがんで頭を守る“防御の姿勢”をとったところ、その場を去りました。

現場の家の住人は「朝、新聞来てないんですけどと電話をしたら、クマにやられたと、俺の家の前かなと言われた。いずれは来ると思っていたが、まだ来ないと思っていたのでびっくりした」と話していました。

一方、3日に湯沢市の山林で遺体で見つかった女性は、「クマに襲われた」と断定されました。

県内では2025年、クマに襲われて4人が亡くなり、56人がけがをしています。

秋田テレビ
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