広島県内では、障がい者の法定雇用率を達成する企業が半数程度と伸び悩む中、ハローワークはそれぞれの適性に応じた就職の機会を増やそうと取り組みを進めています。
10月23日、福山市で開かれた就職面接会には、備後エリアに事業所を置く48の企業が参加し、障がい者およそ120人が面接を受けました。
参加者は企業の採用担当者に障がいの特性や働くうえで考慮してほしい条件などを伝え、仕事の内容などを確認していました。
障がい者の法定雇用率は現在「2・5%」となっていますが、達成している県内企業はおよそ半数にとどまっています。
また、国は、来年7月に法定雇用率を2・7%に引き上げることにしています。
【精神障がい・知的障がいのある求職者】
(希望する業種は?)
「調理補助の仕事、配慮はしてくれると言っていました。私の希望に応じて、安心します」
【企業の採用担当者】
「特性をきちんと理解したうえでお互いがマッチするような形で出会えることができれば」
売り手市場の一方で伸び悩む障がい者の「就労機会」
ハローワークは、引き続き、障がい者の「就職」を支援する方針です。