2024年、首都高速道路で3人が死亡したトラック追突事故の裁判で、東京地裁は運転手の男に懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

降籏紗京被告(29)は2024年5月、埼玉・戸田市の首都高で渋滞の列にトラックで突っ込み、3人を死亡させたほか、3人に重軽傷を負わせたとして過失運転致死傷の罪などに問われています。

降籏被告はこれまでの裁判で、体調不良の中トラックを運転したことを認めていて、東京地裁は4日の判決で「安全運転への配慮を高度に求められる立場にありながら、危険性を全く顧みず無謀な運転をした」と指摘しました。

そのうえで「3名の尊い生命が失われるなどした被害結果は甚大。過失運転致死傷事案の中でも、前例にあまりないほど犯情が悪い事案と言うべき」として、検察側の懲役8年の求刑に対し、降籏被告に懲役7年6カ月を言い渡しました。

フジテレビ
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社会部
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