この連休に行われた最新テクノロジーを体験できるイベント。
来場者が触れたのはポップで楽しい“ちょっと先のおもしろい未来”です。
ロボットを装着して戦う格闘ゲーム「R-FIGHT」や、カナダの企業が日本で初披露したスポーツとゲームを融合したデジタルコンテンツ「AUGMENTED GAMES」などの、最新テクノロジーやアクティビティを体験できるイベント、その名も「ちょっと先のおもしろい未来2025」が3日、東京・港区で行われました。
2025年で5回目となるイベントでは、脳科学のエリアに過去最多77のブースが集結しました。
人の感覚はそれぞれ違うことを知り、その個人差をテクノロジーによって補ったり拡張できたりすることを学べます。
VRを使った育児体験では、赤ちゃんをだっこするとどんな感情になるのか自分の気持ちと向き合うことができます。
他のエリアでは体に障害がある人も“便利”に、そして“楽しめる”技術の体験も。
手に取り付けたセンサーとロボットハンドが連動し、天井にケーブル装置が取り付けられた部屋で動かすことで座ったままでも寝たままでも、物を取ることができます。
重心の移動だけで動かせるモビリティに乗り、光ったスマホ画面をタッチしていくスポーツのブース。
モビリティをうまく乗りこなせば横移動も可能。
さらにドリフト走行もでき、小回りを得意としています。
AXEREAL・安藤良一社長:
障害があるから有利不利というものから抜け出したい。どうでもいいにしたいので、どちらかの体のコンディションに合わせなくていい。フラットに遊べるのがやりたいこと。
来場者からは「あんなことができるんだなとか新しい発見があった」「楽しい」「近未来がこうなるんだなというのが目に見えてわかるので、子どもたちにも興味をもってもらうのにいい」といった声が聞かれました。
「ちょっと先のおもしろい未来」の主催者・中村伊知哉超実行委員長は「脳科学にしてもスポーツものにしても、ゲームの展示もしているが、かなりAI・人工知能が入り込んできていて、大人の役割はそういう場を提供すること。(テクノロジーで)どんなに世の中が変わっても先を向いて楽しく作っていこうよ。そういう姿がみんなで共有できたらいい」と語りました。