3日、日経トレンディが2025年のヒット商品と2026年のヒット予測を発表。
どちらも経済情勢を強く反映したものになりました。
令和の米騒動で備蓄米などをおいしく食べるために売り上げが伸びた高価格帯の家電商品や、沖縄観光の新たな目玉としてオープンした「ジャングリア沖縄」など、日経トレンディは3日に恒例となっている2025年のヒット商品を発表しました。
売れ行き・新規性・影響力の3つの評価基準をもとに、30商品が選ばれました。
平成に小学生だった女性が、当時流行したものに再び注目することが目立ったことから、4位にランクインしたのは「平成女児売れ」、3位は初代モデルの2倍の水準で売れた「Nintendo Switch2」、2位は大ヒットした長編映画「国宝」でした。
そんな中、1位にランクインしたのは20年ぶりに日本で開催し、2500万人以上が訪れた「大阪・関西万博 with ミャクミャク」です。
当初の不評から一転、今では大人気のミャクミャクなど関連グッズの売り上げが後押しし、230億円を超える黒字となりました。
2026年のヒット予測で1位に選ばれたのは「多言語リアルタイム翻訳」で、会話やテキストなどをAIで瞬時に通訳してくれるツールで、高まるインバウンド需要を背景に今後も大きな広がりが期待されています。
日経トレンディ編集長・澤原昇さん:
生成AIを活用した商品・サービスの社会実装という意味だと、まだまだ過渡期なのかなと思っていて、そこから新しい概念を持ったヒット商品というのは、次々生まれていくんじゃないかと思う。