ボールを投げる手に、いつもより力が入ります。文化の日の11月3日、宮城県利府町では“野球界のレジェンドたち”が集結し、子供たちを指導する野球教室が開かれました。

野球教室が開かれたのは楽天イーグルス利府球場。教えるのは、かつて巨人のエースとして一時代を築いた堀内恒夫さんに、阪急ブレーブスの主砲・加藤秀司さん。そして、セ・リーグの首位打者に輝いた谷沢健一さん。ゴールデングラブ賞8度受賞の名手・辻発彦さんなど、まさにドリームチームです。

元巨人 堀内恒夫さん「さあ元気よく挨拶しますよ。おはようございます」
子供たち「おはようございます!」
元巨人 堀内恒夫さん「おおいいですね、元気あっていいですよ」

この夢のような野球教室には県内20チーム、およそ300人の子供たちが参加。プロ野球の“神髄”を目の当たりにしながら、バッティングや守備、投げ方のコツなどを教わりました。

楽天にも在籍していた飯田哲也さんは…。

元楽天・ヤクルト 飯田哲也さん
「いつまでたっても、これやってたら絶対うまくならないから、うまくなりたい人、じゃあ俺の言うことを聞け」

少し厳しく、でも愛のある指導。子供たちも目を輝かせて食らいついていました。

一方で、現役引退後の活動として、こんな思いを語ったのは元楽天の鉄平さん。

元楽天 鉄平さん
「野球に興味を持ってくれる子供たちを増やしていくという活動を、現役を引退した僕たちがやっていかないといけないなという思いは、非常に強くあります」

憧れのプロから教わることで、野球の楽しさと奥深さを肌で感じた子供たち。

参加した選手
「試合で活躍するために、きょうの経験を生かしていきたいと思います」
Q.先生の印象はどうでしたか?
「かっこよかったです。教えるのが上手だった」

きょうの体験が、次のヒーロー誕生につながるかもしれません。

仙台放送
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