宮城県登米市の小学生が作ったコメを船などを使って、名取市に届ける試みが行われました。
11月3日昼すぎ、名取市のかわまちてらす閖上近くの船着き場に、米俵を乗せた船が到着しました。
これは、北上運河や貞山運河など県内の運河について知ってもらおうと、運河を活用した沿岸部の活性化を目指す団体が行なったもので、今回で3回目です。
江戸時代、登米地方のコメは運河など「水の道」を使って江戸に運ばれました。
こうしたことから、今回は登米市の登米小学校と津山小学校で小学生たちが作ったコメを船などで、名取市まで運び訪れた人に振る舞いました。
受け取った人
「助かります。コメが高いので」
「運河について調べてみたい」
主催した貞山運河ネット 桜井広行会長
「この運河群が宮城県を豊かにしたかというのを、子供たちに分かってほしい」
主催した団体は県内8つの市や、町の小学6年生に運河について学ぶ冊子を配ることも予定しています。