小学生も「本物のすごさを実感できる」と太鼓判です。
長崎歴史文化博物館が開館から20周年を迎え、長崎市でお祝いのセレモニーがありました。
開館20周年の記念式典には、大石知事や長崎市の鈴木市長、それに地域の人たちなど約170人が集まりました。
水嶋英治 館長
「長崎の歴史と文化の力を信じ、これからも長崎というブランドと文化資源を礎に地域と共に歩んでまいります」
長崎歴史文化博物館は、2005年11月3日に開館。
県立美術博物館、県立長崎図書館、それに長崎市立博物館と3カ所の歴史資料や美術工芸品を集約し、長崎学の拠点として整備・発展を続けています。
この20年で、約200件の展覧会を開き、来場者はまもなく850万人に届きます。
また、収蔵資料も開館当初の4万8千点から大きく増え、8万4950点になりました。
式典では、「歴文」近くにある小学校の児童もお祝いのスピーチをしました。
児童
「ここは教科書や資料集に載っている歴史の宝物を実際に見ることができ、いつも本物のすごさを実感します」「これからもこの歴文が私たち長崎の子供たち、たくさんの人たちに長崎の誇らしい歴史を伝える場所であり続けることを願っています」
また、長崎西高校の書道部による記念の垂れ幕が披露され、歴文は次の20年は「開かれた『知の拠点』として文化交流のハブ(結節点)を目指したい」としています。