広島市中区の縮景園では、秋に見ごろの菊を楽しむ「菊見茶会」が開かれ、訪れた人は秋の風情を堪能していました。
色とりどりの菊が咲くこの季節、縮景園では文化の日に合わせ、毎年、上田宗箇流による「菊見茶会」が開かれています。
60年目の開催となった今年も、園内では、抹茶がふるまわれる本席と、野点が設けられました。
野点席では、「ぼてぼて」と泡立てる様子からその名がついた「ぼてぼて茶」と呼ばれるお茶が出され、おはぎと一緒にを味わうことができます。
【茶会に参加した人は】
「今日が初めてなので、いい経験をさせてもらいました。ぼてぼて茶もはじめていただいたので(作法が)ぎこちなかったと思うんですけど、とてもおいしかったです」
また、文化の日にちなんで11月3日に限り、無料で入園でき、秋を感じようと多くの人が訪れていました。※菊見茶会は有料
縮景園では茶会のほかにも、県内の愛好家たちが育てたおよそ160鉢の菊を展示した「菊花展」が1日から開催されていて今月9日まで楽しむことができます。