きょう=11月1日から12月1日までは犯罪被害者月間です。

神戸市では、犯罪被害者支援を巡る課題や望ましい支援などを考えるシンポジウムが開かれ、28年前に起きた、連続児童殺傷事件の遺族も参加しました。

シンポジウムには28年前の神戸連続児童殺傷事件で当時14歳の少年に次男の淳君を殺害された土師守さんが出席しました。

土師さんは2022年に発覚した、この事件を含む事件記録が全国の裁判所で廃棄されていたことについて「記録はできる限り残し、遺族には開示すべきだ」と訴えました。

【土師守さん】「少年事件の被害者遺族はなぜ自分たちの子供が、命を奪われなければいけなかったのか一生問い続けていくと思います。

事件の資料を閲覧することでその回答に自分たちなりに近づくことができるのではないかと思います」

このほか参加者から、保存はデジタル化なども検討すべきだが、セキュリティの対策など課題もあるなどと意見が出されました。

関西テレビ
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