岩手県盛岡市では、日に日に寒さが増し体の芯から温まりたい季節となってきました。そんな中、今が旬の“新米”を土鍋で味わえるお店が、盛岡市開運橋通にあります。
訪れたのは、日本料理店「開運橋通 菊花(きっか)」。店内に入ると、ふわりと広がる炊き立てご飯の香りが食欲をそそります。
店主の乳井雄介さんによりますと、こちらでは厳選した食材を使った日本料理を提供しており、今の時期は、県内産のブランド米「ひとめぼれ」の新米を土鍋で炊いて提供しています。
2025年の新米価格は、盛岡市内の米穀店で5kgあたり約4,500円前後と、2024年より1,000円ほど高くなっています。
背景には、JAが農家に前払いする「概算金」の引き上げなどがあり、県内産「ひとめぼれ」の60kgあたりの概算金は、2024年より12,000円高い31,000円となっています。
価格が上がっているからこそ、一粒一粒を大切に味わいたいもの。
家庭でもおいしく新米を炊くコツについて、乳井さんはこう話します。
乳井雄介さん
「『軽く研いで水に浸す時間短く』です。今は精米技術が進んでいるので、研ぐときは軽く手でかき混ぜて2~3回水を替える程度で十分です」
農家が丹精込めて育てた新米。家庭で”秋のごちそう”新米を満喫してみてはいかがでしょうか。