暴力のない、安全で平穏な社会の実現を目指そうと、「暴力団追放県民大会」が10月31日、仙台市青葉区で開かれました。
32回目となる大会には警察や行政関係者のほか、暴力団追放対策協議会のメンバーなどおよそ1000人が参加しました。
大会の中で、県警の宮澤伸育刑事部長は「近年、暴力団が匿名流動型犯罪グループ、トクリュウとの関係性を深めている」と報告し、暴力団排除への取り組みを一層強化していくと述べました。
警察庁によりますと、暴力団による犯罪の検挙件数は近年、減少傾向にありますが、去年は全国で1万5182件と、おととしよりわずかに増加しました。
大会宣言
「暴力団のいない安全で、住みよい宮城県の実現に向けて邁進することをここに宣言する」
県警によりますと、去年の県内での暴力団による犯罪の検挙件数は256件で185人が検挙されたということです。