村井知事は10月30日、就任後初めて宮城県内を訪問した、牧野京夫復興相と会談し、県の復興局が今年度で廃止となった後も、心のケアなどソフト面で引き続き支援してほしいと要望しました。

村井知事は30日、就任以降、初めて県内を訪れた牧野京夫復興相と会談し、宮城県が抱える今後の課題について意見を交わしました。

牧野京夫復興相
「これまでと同様に、現場の皆さんのご意見をちゃんとうかがった上で、そして状況を受け止めながら、しっかり復興に取り組んでいきたい」

会談の中で村井知事は、県内に設置されている復興局が、今年度で廃止された後も、引き続き、国として支援を継続するよう求めました。

村井知事
「息の長い支援が必要だと思っておりまして、ハード整備はともかく、ソフト事業については継続してのご支援をよろしくお願いしたい」

具体的には、被災者の心のケアや、コミュニティー再生への支援、震災伝承活動の継続のため、財源の確保が必要だとしています。

牧野京夫復興相
「ご要望を橋渡しさせていただき、各省庁単位で支援政策、振興政策をやらせていただきたい」

また、村井知事は、来年度中の設置に向けて準備が進められる防災庁について、県内への地方拠点の設置も要望しました。

仙台放送
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