昨年度、宮城県内の学校でいじめによって心身に重大な被害が生じる重大事態と認定された件数は69件で、1000人あたりの件数としては、全国で最も多くなりました。
文部科学省が毎年全国で行っている、いじめや不登校などの調査によりますと、昨年度、県内で認知されたいじめの件数は、小学校で9326件、中学校で2060件、高校で276件、特別支援学校で104件のあわせて1万1766件でした。前の年度と比べ2956件少なくなりました。
一方、いじめによって心身に重大な被害が生じる重大事態と認定された件数は69件で、児童、生徒1000人あたりの件数で見た場合、「0.30件」となり、全国で最も多くなりました。
県教育委員会では、「重大事態の疑いを見逃さないよう積極的に調査をした。今後もいじめ早期対策に努めたい」とコメントしています。