プレスリリース配信元:INSTANTROOM株式会社
リモート案件は89.4%
2025年最新のフリーランスの「Rubyエンジニア案件の調査レポート」を発表します。
12,240件のフリーランスボードに掲載されている実際のフリーランス案件から作成しました。
■調査サマリー
・Ruby案件の平均年収978万円
・リモート案件は89.4%
・Ruby案件の占有率は全体の4.68%
■目次
Ruby案件の平均年収
Rubyの案件数
Ruby案件のリモートワーク比率
Ruby案件のフレームワーク別動向
Ruby案件の多い業界
Ruby案件の職種
Rubyの特徴
Rubyで作れるもの
Rubyスキルの市場価値
調査対象
フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-4)に掲載されたRuby求人案件の月額平均単価より想定年収を試算しています。
・対象期間
2024年2月1月~2025年10月6日
・対象件数:
12,240件
※本データ引用の際のお願い
メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。
出典:フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
Ruby案件の平均年収
平均年収978万円(言語年収ランキング3位)
Ruby案件の平均月額単価は81.5万円、平均年収は978万円で、プログラミング言語別の年収ランキングでは3位に位置しています。
RubyはRuby on Railsを中心にフルスタックで高速にWebアプリケーションを構築できる点が評価されています。ビューのレンダリングやDB操作、ジョブ実行、WebSocketなど、Webアプリケーション開発に必要な機能を包括的に提供しています。
産業面ではECやSaaS、予約・決済領域での採用が目立ちます。ShopifyはRuby on Railsを基盤に大規模なコマースプラットフォームを運用しており、Airbnbでも支払い基盤でRailsが活用されています。
またRubyは日本発の言語として産業利用の推進が継続しており、Ruby AssociationやRubyWorld Conferenceなどがビジネス活用事例とエコシステムを発信しています。これらの背景から、スタートアップからエンタープライズまで、Web/EC/フィンテック案件での需要が安定していると言えます。
Rubyの案件数
案件数(案件比率)4.68% (案件数ランキング7位)
2025年10月時点でRubyの案件は市場全体の4.68%を占め、案件数は7位、平均月額単価は81.5万円と安定しています。
RubyはRuby on Railsを中心に生産性が高く、ビューのレンダリングやDB操作、ジョブ実行、WebSocketまでを包括するフルスタック特性が評価されています。ECやSaaSでの採用実績も豊富で、Shopifyは大規模なRailsモノリスを運用しており、GitHubもRuby on Railsで継続的に本番運用とアップグレードを行っています。
今後も需要は堅調と見込まれます。Rails製のECエンジンであるSpreeやSolidusの活用が広がり、国内でもRubyWorld Conferenceが産業利用の事例発信とエコシステム拡大を後押ししています。
フリーランスエンジニアは、Ruby on Railsの基礎に加え、Hotwire(Turbo/Stimulus)、Sidekiq、RSpec、PostgreSQL、Docker、AWSなどの実務スキルを磨くことで、高単価かつ長期のWeb/EC/フィンテック案件を獲得しやすくなります。
Ruby案件のリモートワーク比率
(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
2025年10月時点のRubyフリーランス案件・求人におけるリモートワーク比率は、フルリモートが40.6%、一部リモートが48.8%、常駐が10.6%です。前月比はフルリモートが−3%で減少し、一部リモートは+1.6%で増加、常駐は+1.4%と小幅に上昇しています。
一部リモートが最多となる背景には、Ruby on Railsの特性があります。Ruby on RailsはビューのレンダリングやDB操作、ジョブ実行、WebSocketなどを含むフルスタック開発基盤を提供し、オンライン中心でも開発を進めやすい環境が整っています。しかし、要件定義やセキュリティ確認では対面での調整が必要となる場面が残っているのが実情です。
特に決済や医療などの規制産業では、PCI DSS等の基準に伴うアクセス管理や監査対応のため、ハイブリッドや常駐を求めるケースが一定数維持されています。今後も開発環境の成熟によりフルリモートは底堅く推移し、一部リモート中心の働き方が続くと見込まれます。
Ruby案件のフレームワーク別動向
(案件数:上位2位を抜粋)
(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
2025年10月時点のRubyフレームワーク別案件数では、1位がRuby on Railsで3,899件、2位がRSpecで245件です。
Ruby on Railsが最多となる理由は、フルスタック基盤を提供している点にあります。ビューのレンダリングやDB操作、メール送受信、WebSocket、非同期ジョブ、アップロード管理、セキュリティ対策までを備えており、少人数でも高速にWebサービスを構築できます。
RSpecはRubyの代表的なBDDテストフレームワークで、Ruby on Railsと組み合わせて仕様記述と自動テストを一体で運用しやすいことから、保守やリファクタリングを伴う長期案件で重視されています。
今後はRails 7以降で標準的に用いられるHotwire(Turbo/Stimulus)により、JavaScript依存を抑えた高応答なUIを素早く実装できるため、Ruby on Rails中心の開発体制が引き続き優位に推移すると見込まれます。
(月額単価:上位2位を抜粋)
(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
2025年10月時点のRubyフレームワーク別の月額単価は、1位がRuby on Railsで84.1万円、2位がRSpecで83.4万円です。
Ruby on Railsの単価が最も高い理由は、フルスタック基盤としての専門性が求められるためです。ビューのレンダリング、データベース操作、メール送受信、WebSocket連携(Action Cable)、非同期ジョブ、アップロード管理、セキュリティ対策までを備えており、少人数でも大規模Webサービスを高速に構築・運用できる高度なスキルが必要とされます。
RSpecはRuby/Railsの代表的なBDDテストフレームワークで、仕様記述と自動テストを一体で運用できるため、長期運用やリファクタリングを前提とする案件で評価され、単価も高水準で推移しています。Rails 7以降はHotwire(Turbo/Stimulus)の活用によりJavaScript依存を抑えた高応答UIが可能となり、テスト容易性と相まって品質担保の需要が続く見込みです。
Ruby案件の多い業界
(案件比率:上位5位を抜粋)
(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
2025年10月時点のRuby案件は、サービスが3.68%(450件)で1位、Webサービスが3.47%(425件)で2位、SaaSが1.94%(238件)で3位、toBが1.91%(234件)で4位、ECが1.83%(224件)で5位となり、上位5業界で全体の約12.8%を占めます。
サービス系やWebサービスが上位となる背景には、Ruby on Railsがビューのレンダリング、データベース連携、ジョブ実行などを含むフルスタック基盤として素早い開発を可能にし、SaaSや継続開発と相性が良い点があります。実例としてGitHubは創業時からRuby on Railsモノリスを本番運用し続け、ShopifyもRailsを中核に大規模コマースを支える設計を公開しています。
今後はSaaSやEC、toB領域での需要が堅調に推移すると見込まれます。Rails 7系で普及したHotwire(Turbo/Stimulus)によりJavaScript依存を抑えつつ高応答なUIを実装でき、少人数チームでも迅速に価値提供しやすい環境が整っているためです。
Ruby案件の職種
(案件比率:上位5位を抜粋)
(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
2025年10月時点のRuby案件の職種は、バックエンドエンジニア26.46%(3,239件)が最多、次いでサーバーサイドエンジニア25.32%(3,099件)、インフラエンジニア19.74%(2,416件)、フロントエンドエンジニア9.74%(1,192件)、アプリエンジニア6.41%(784件)です。
バックエンド/サーバーサイドが高比率となる背景には、Ruby on RailsがREST APIや認証、バックグラウンド処理などを備えるフルスタック基盤としてWebサービスの中核を担い、大規模運用事例(ShopifyやGitHub)でも継続採用されていることがあります。
今後もRuby on RailsはActive JobやSidekiqなどによる非同期処理、Hotwire(Turbo/Stimulus)によるJavaScript依存低減で生産性を高め、バックエンド/サーバーサイド中心の需要が堅調に推移すると見込まれます。また、インフラは運用自動化の重要性から一定比率を維持すると考えられます。
Rubyの特徴
Rubyは開発者の生産性と楽しさを重視して設計されたオブジェクト指向言語で、読み書きしやすい記法により素早い開発が可能です。
実務ではRuby on Railsが標準的基盤となり、Active Record、Action Mailer、Active Job、Action Cable、Active Storageなどを備えてAPIやリアルタイム機能、メール配信、非同期処理まで一体で実装できます。
業界面ではECやSaaS、決済分野で採用実績が豊富です。Shopifyは巨大なRailsモノリスで世界規模のコマースを運用し、GitHubも創業時からRailsモノリスを継続運用して日次で多数デプロイしています。このため、RubyエンジニアはWeb/EC/フィンテックの継続開発で需要が高く、設計から運用まで横断できる人材が評価されやすいです。
Rubyで作れるもの
RubyはWebアプリケーションの素早い構築に強みがあり、Ruby on Railsを用いれば業務SaaSやEC、予約管理、BtoB向けAPIや社内ポータルまで一体的に開発できます。
Ruby on RailsはAPI専用モードを備えJSON APIの提供に適しており、Active Record、Action Mailer、Active JobによりDB操作やメール配信、非同期処理を標準で実装できます。さらにAction CableやHotwire(Turbo Streams)でWebSocketやSSEを使ったリアルタイム更新も容易です。
産業面では世界規模のコマースを担うShopifyや大規模開発体制のGitHubがRuby on Railsモノリスを運用しており、ECやSaaS、決済領域での実績が需要を下支えしています。
Rubyスキルの市場価値
Rubyスキルは現在のIT市場で堅調です。平均年収は978万円で言語別ランキング3位、平均月額単価は81.5万円、案件比率は4.68%で7位です。フレームワーク別の案件数はRuby on Railsが3,899件、RSpecが245件とサーバーサイド中心に多く存在しています。
月額単価は1位がRuby on Railsで84.1万円、2位がRSpecで83.4万円で、高機能なフルスタック基盤とテスト自動化の知見が評価を下支えしています。業界別ではサービス3.68%(450件)、Webサービス3.47%(425件)、SaaS1.94%(238件)、toB1.91%(234件)、EC1.83%(224件)が上位で、継続開発と改善サイクルの速い領域で需要が安定しています。
実例としてGitHubは創業時からRuby on Railsモノリスを継続運用し、日次で多数のデプロイと定期的なRailsアップグレードを実施しています。Shopifyも大規模コマースをRailsモノリスで運用しています。これらの実績により、Ruby on RailsはSaaSやEC、決済を中心に高い市場価値を維持すると言えます。
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■会社概要
会社名:INSTANTROOM株式会社
代表者:代表取締役 曽根弘介
所在地:東京都渋谷区元代々木町25-6
設立 :2021年3月31日
URL :https://instantroom.co.jp/
事業 :
・フリーランスエンジニア・ITフリーランスの案件検索サイト「FreelanceBoard(フリーランスボード)」(https://freelance-board.com/)
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