プレスリリース配信元:株式会社SUNCORE
70名に聞いた、「家庭教師の個人契約に潜むトラブルと注意点」の実態アンケート調査
「個人契約の家庭教師は料金が安くて良さそうだけど、トラブルが心配…」。そんな保護者の疑問に対し、個人契約のリアルな実態を示す調査結果が明らかになりました。
日本最大級の教育Webメディア「こども教材プラス」(運営:株式会社SUNCORE)が、家庭教師の個人契約を利用した経験のある生徒・保護者70名を対象に調査したところ、74.3%が「成績が上がった」と学習効果を実感している一方で、75.7%もの経験者が「家庭教師センター」の利用を推奨していることが判明しました。
さらに、半数以上にあたる51.4%が「書面での契約書を交わしていない」実態も浮き彫りとなり、トラブルの温床になりかねない状況が伺えます。
【本調査のサマリー】
- 個人契約の経験者でありながら、4人に3人(75.7%)が次に選ぶなら「家庭教師センター」と回答
- 学習効果は高く、74.3%が「成績が上がった」と実感
- しかし、半数以上(51.4%)が「契約書を交わしていない」ことが判明した
- デメリットの1位は「解約や先生の交代を直接伝えにくい」。サポート体制の不在が大きな負担に
- 利用目的の最多は「高校受験対策」。人生の重要局面での利用実態が明らかに
成績向上は74.3%でも満足度は5割台。個人契約の理想と現実
まず、「個人契約の家庭教師を利用して成績は上がりましたか?」という質問に対し、「非常に上がった」(3名)と「やや上がった」(49名)を合わせ、74.3%が「成績が上がった」と回答しました。
その一方で、総合的な満足度については、「非常に満足している」(4名)と「やや満足している」(35名)を合わせた肯定的な回答は55.7%に留まりました。成績向上という理想的な結果が得られても、必ずしも満足度に直結しないという現実が伺えます。
個人契約の家庭教師で成績が上がったか?
個人契約の家庭教師は総合的に満足か?
半数が“契約書なし”の実態。最多の不満は「解約・交代の伝えにくさ」
学習効果とは別の側面で、個人契約ならではの課題も浮き彫りになりました。「家庭教師と契約の際、書面での契約書は交わしましたか?」という質問に対し、半数以上となる51.4%(36名)が「いいえ、契約書を交わさなかった」と回答(「はい」は34名)。指導内容や料金、解約条件などが不明確なまま契約しているケースが多く、トラブルの温床になりかねない実態が明らかになりました。
実際に「困ったこと(デメリット)」を尋ねたところ(複数回答可)、上位は以下の結果となりました。
- 解約や先生の交代を直接伝えにくい:12名
- 先生の遅刻や急なキャンセルが多い:10名
- 指導力が低く、成績が上がらない:9名
第三者を介さないため、言いにくいことを直接伝えなければならないコミュニケーションの負担が、大きな不満に繋がっていることが伺えます。
家庭教師と書面で契約書を交わしたか?
個人契約の家庭教師で困ったこと(デメリット)
経験者の“生の声”にみる、家庭教師と個人契約するリスク
アンケートの自由記述回答からは、個人契約に潜む様々な「リスク」をうかがわせる、経験者の“生の声”が寄せられました。特に代表的なリスクとして、「スケジュール管理」「指導の質」「契約・金銭面」に関する声が目立ちました。
「スケジュール管理」に関する声
「大学の講義や部活の都合といって遅刻やキャンセルの連絡を当日してくることが多くて困った」「特に試験前の大事な時期に、当日の開始直前になって『急用で行けません』と連絡が入り、子どもが不安になったことがありました」
「指導の質」に関する声
「この問題解いてと言ってスマホをいじるなど家庭教師を付けていないも同然の授業だった」「採用時に聞いていた在籍大学の学部が、後から実は違っていたことが分かって、とても驚きました」
「契約・金銭面」に関する声
「相性が悪く解約しようとしたら『残りの契約期間の料金を払ってくれ』と請求された」「トラブル時に相談できる窓口がないのは個人契約の大きなデメリットだと実感しました」
これらの体験談は、間に第三者が入らない個人契約ならではのリスクと、サポート体制の重要性を浮き彫りにしています。
利用目的の最多は「高校受験対策」、全体の約4割を占める
個人契約の家庭教師を利用した目的を調査したところ、最も多かったのは「高校受験対策」で、全体の約4割(27名)を占めました。子どもの将来を左右する重要な局面で、個人契約という選択がされている実態がわかります。
▼利用目的の内訳
- 高校受験対策:27名
- 定期テスト対策:14名
- 学校の授業の補習:12名
- 大学受験対策:11名
個人契約の家庭教師を利用した目的は?
経験者の75.7%は「家庭教師センター」を推奨。決め手はサポート体制
これらの実体験を踏まえた上で、「家庭教師センターと個人契約はどっちがおすすめですか?」と尋ねたところ、実に75.7%(53名)が「家庭教師センター」を推奨する、という結果になりました(「個人契約」推奨は17名)。
個人契約の学習効果を認めつつも、契約の明確さやトラブル時の相談窓口、講師交代のしやすさといったサポート体制の有無が、最終的な推奨度を決定づける大きな要因となっていることが強く示唆されます。
家庭教師センターと個人契約でおすすめは?
「こども教材プラス」編集長・高野智弘からのコメント
「個人契約は料金も安く、良い先生に出会えればメリットが大きい」という声も耳にします。しかし今回の調査では、学習効果を実感しながらも、最終的には多くの方がサポート体制の整った「家庭教師センター」を推奨するという、示唆に富んだ結果となりました。特に、半数以上が契約書を交わしていないという事実は、見過ごせないポイントです。今回の調査が、お子様にとって最適な学習環境を選ぶ際の、一つの判断材料となれば幸いです。
アンケート調査概要
調査対象:家庭教師を「個人契約」で利用したことがある生徒および保護者(有効回答数70名)
調査時期:2025年10月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「家庭教師の個人契約」に関する注意点やデメリットの調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は、「こども教材プラス調べ」と明記し、こちらのページ(https://school-plus.org/important-point/)へのリンク設置をお願いします。
関連記事:【元弁護士が監修】家庭教師と個人契約は禁止?7つの注意点【契約書テンプレ】
関連記事:家庭教師はどこがいい?おすすめランキングTOP5
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

データ提供 PR TIMES
本記事の内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES (release_fujitv@prtimes.co.jp)までご連絡ください。また、製品・サービスなどに関するお問い合わせに関しましては、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。