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プレスリリース配信元:S&P Global

2025年上半期に日本の大型株ファンドの63%が市場平均を上回る

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P DJI)は本日、SPIVA日本スコアカード 2025年中期版を発行し、日本のアクティブ運用大型株ファンドの 63%アウトパフォームしたことを明らかにしました。このスコアカードでは、日本のアクティブ運用投資信託について、それぞれのベンチマークに対するパフォーマンスを様々な対象期間にわたり測定します。日本の大型株、中型株、及び小型株セグメントに加え、国際株式ファンド及びグローバル株式ファンドも対象としています。

S&P DJI の指数投資戦略のアジア太平洋地域のヘッドである Sue Lee は、次のように述べています。「日本の株式市場はここ 2 年間にわたり堅調に推移していましたが、2025 年上半期には株価が下落する局面がありました。米国の関税をめぐる不透明感や、急激な円高 を受け、輸出依存度の高い日本経済への悪影響が懸念され、市場センチメントが悪化しました」。

出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、モーニングスター。2025年6月30日現在のデータ。S&P ワールド指数(日本円ベース)は2020年 5月28日に算出を開始しました。S&P ワールド(日本を除く)指数(日本円ベース)は2025年1月15日に算出を開始しました。指数算出開始日前の全てのデータは仮説に基づくバックテストされたデータです。過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではありません。図表は説明目的のために提示されており、仮説に基づく過去のパフォーマンスを反映しています。バックテストのパフォーマンスに関する固有の限界についてさらに詳しい情報をお求めの方は、この資料の最後にあるパフォーマンス開示をご覧ください。


SPIVA日本スコアカード 2025年中期版」ハイライトの抜粋:

- 日本の大型株ファンド:S&P/TOPIX 150 指数は 2025 年上半期に 2.3%上昇した一方、日本のアクティブ運用大型株ファンドは均等加重ベース及び資産加重ベースでそれぞれ 4.0%及び 2.8%上昇しました。2025 年上半期には、ベンチマークをアンダーパフォームしたアクティブ運用ファンドの割合が 27%にとどまりました。ただし、長期的に見ると、ベンチマークをアンダーパフォームしたファンドの割合は依然として高く、10 年及び 15 年の期間では 80%を上回りました。

- 日本の中小型株ファンド:日本のアクティブ運用中小型株ファンドは 2025 年上半期に、ベンチマークをアンダーパフォームしたファンドの割合は 63%となりました。とは言うものの、このカテゴリーは⾧期的には良好な相対パフォーマンスを示しており、10 年及び 15 年の期間では、ベンチマークをアンダーパフォームしたファンドの割合はそれぞれ 54%及び 66%となりました。

- グローバル株式ファンド:2025 年上半期には、グローバル株式ファンドの 74%がベンチマークをアンダーパフォームし、3 年またはそれ以上の期間では 90%以上がベンチマークをアンダーパフォームしました。

- 米国株式ファンド:S&P 500は 2.4%下落(日本円ベース)した一方で、アクティブ運用米国株式ファンドの 83%がより大きな損失を被り、資産加重ベースで平均 5.8%のマイナス・リターンを記録しました。

- 国際株式ファンド:国際株式ファンドは 2025 年上半期に全体の 78%が S&P ワールド(日本を除く)指数をアンダーパフォームしました。測定期間が長くなるにつれて、ベンチマークをアンダーパフォームした国際株式ファンドの割合は上昇し、15 年の期間では 100%に達しました。

- 新興国株式ファンド:新興国株式ファンドは 2025 年上半期に特に好調なパフォーマンスとなり、ベンチマークをアンダーパフォームしたファンドの割合は 28%にとどまりました。ただし、10 年の期間で見るとファンドの 100%がベンチマークをアンダーパフォームしていることから、2025 年上半期のパフォーマンスは例外的であったように思われます。

- ファンドの生存率:ファンドの清算は全体として低水準にとどまっており、2025 年上半期に合併または清算されたファンドは、全カテゴリーのアクティブ運用ファンドの 0.8%にとどまりました。15 年の期間では、全ファンドの 53%が存続できませんでした。

各ファンドカテゴリーのデータセット及び分析の全文はこちらからご覧いただけます。本レポートの執筆者への取材のご依頼は以下までお問い合わせください。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスについて
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、指数ベースのコンセプトやデータ、リサーチを提供する世界最大 のグローバル・リソース企業であり、S&P 500(R)及びダウ・ジョーンズ工業株平均(R)といった金融市場の代表 的指標を算出しています。当社の指数に基づく金融商品に投資される資産額は、世界の指数プロバイダーの 中で最大規模となっています。チャールズ・ダウが 1884 年に初めて指数を発明して以降、S&P ダウ・ジョ ーンズ・インデックスは、広範なアセット・クラスをカバーする指数を開発しており、これにより投資家が 市場を測定し、売買する方法を定義することが可能となっています。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&P Global(NYSE: SPGI)の一部門です。S&P Globalは、世界の資本市場、商品市場、自動車市場において、信用格付け、ベンチマーク、分析、ワークフローソリューションを提供する世界有数の企業です。私たちのあらゆるサービスを通じて、世界をリードする多くの組織が経済環境を的確に把握し、未来へ向けた計画を立てられるよう支援しています。詳細は、こちらをご覧ください。

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