岐阜県各務原市の田園地帯にある喫茶店「陽のあたる場所」は、揚げたて鶏カツ3枚に茶碗蒸しや副菜まで付いた豪華ランチをワンコインの500円で提供しています。すべて自家製にこだわりコストを削減、味もボリュームも評判の人気店です。

■揚げたて鶏カツ3枚付きの驚異のワンコイン定食

岐阜県各務原市ののどかな田園地帯に喫茶店「陽のあたる場所」はあります。

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この道35年のベテラン料理人が調理する料理はどれも本格的で、自家製の合い挽きミンチに大根おろし入りのステーキソースがかかった「ハンバーグ定食」(1300円)や、

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3時間以上煮込んだ酸味が効いた自家製トマトソースが決め手の「オムライス」(1000円)などが人気です。

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そんな店の話題のワンコインランチが、全てオーダーを受けてから調理する「本日のランチ」(500円)です。

客:
「ボリュームがあっておいしい」

別の客:
「いつもながらすごい。これがワンコインってビックリ」

この日は、国産鶏のムネ肉の揚げたてカツ3枚に、刻んだ柴漬けと梅肉を大根おろしと合わせた梅おろしがのっています。さらに手作りの茶碗蒸し、サラダ、ご飯、赤だし、レンコンのきんぴら、みかんの寒天、漬物が付いて500円です。

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メインは日替わりで、手作りのタルタルソースでいただくチキン南蛮や、岐阜県の名物・鶏ちゃんの日もあります。日替わりのため、毎日食べても飽きない魅惑のランチです。 

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常連客:
「おいしい。週5〜6(で来ている)」

■調味料まで自作…徹底したコストカット

なぜボリューム満点のランチを500円で提供できるのでしょうか。

店主:
「“ロスをなくすためにどうやっていくか”が500円を続ける秘訣」

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その日のメインを1種類に絞り、フードロスを無くすことで利益を確保していると店主は話します。コストを下げる秘訣は厨房にもありました。

店主:
「ポン酢に使う材料。自家製で全部作っている」

ほぼ毎日、昆布やカツオ粉などからポン酢を手作りしています。

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店主:
「自家製で作ることでコストが削減される。(既製品を)買ってくると高いし量も多い。自家製は手間がかかるだけ。それじゃないと500円で出せない」

さらに、他の調味料もほとんど店主の自家製です。

店主:
「コチュジャンは特にこのサイズで200〜300円するけど、自分で作ったら1000円で1キロできちゃう」

自家製でまかなえるものは可能な限り手作りして徹底的にコストを抑えています。

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「おいしいモノをたくさんの人に食べてもらいたいのでワンコインは続けたい」と意気込む店主。

店主:
「出した時に『コレが(500円)!?』と言う客が結構いるので、料理人としてはうれしい」

「500円といえども最高の料理を提供したい」と話す店主は、値段以上の驚きと感動を、今日も一皿に込めています。

東海テレビ
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