水不足により市民への節水要請を継続していた新潟県上越市は、3日の雨などにより断水を回避できる見通しとなったとして、節水要請を解除しました。
上越市では今年4月、市内の後谷ダムから県営高田発電所に水を引き込む配管が破断する事故が発生した影響で、市の主要な浄水場である城山浄水場の運転を停止しました。
さらに6月下旬から1ヶ月以上まとまった雨が降らなかったことで、市内の別の正善寺ダムの貯水量が一時10%以下まで低下。
断水の恐れがあるとして、市は7月から対象地域の住民に節水を要請していました。
こうした中、破断した配管を迂回する仮設工事が先月末に完了し、対象地域への配水能力が向上。
これに加え3日の雨により正善寺ダムの貯水量が25%を超えたことから、市は4日に節水要請を解除することを決めました。
【上越市 中川幹太市長】
「この先の断水は回避できると判断し、節水要請を解除する」
市は節水要請の解除に伴い、節水対象区域外の給水スポットを9月10日で終了します。