１１月に実施される広島県知事選挙に１日付けで副知事を辞職した横田美香氏が無所属で立候補を表明しました。
県知事選挙への立候補表明は横田氏が初めてです。
【横田美香氏】
「１１月の広島県知事選に立候補することを決意いたしました」
知事選への立候補を表明した横田氏は呉市出身の５４歳。
東京大学を卒業後、１９９５年に農林水産省に入り、富山県副知事や国の内閣審議官を経て、ことし４月から広島県の副知事を務めていました。
知事選を巡っては現職の湯崎英彦知事が先月２０日に今期限りで退任すると表明。
横田氏は前日の１９日に湯崎知事から退任の報告を受けるとともに「知事選に挑戦してみないか」と打診を受けたということです。
【横田美香氏】
「４期にわたる湯崎県政で取り組まれてきた、雇用・地域経済の強化、広島県ブランドの強化、核兵器廃絶、平和を希求する取り組みを継承し、さらに発展させていく覚悟でございます」
湯崎県政の継承とさらなる発展を強調した横田氏。
一方、県議会の中本隆志議長は「個人的には好感を得た」と今後、要請があれば主要３会派での支援などを検討する意向を示しました。
【広島県議会・中本隆志 議長】
「色んな前向きな話もされていたという風に思いますから、私は湯崎県政を検証しながらまた新しいものにどんどん取り組んでいただきたい。人柄も本当にいい人だという風に思いますし、好感を得たわけですが、まだ今からどのような行動を我々もしていくかということは決めかねておりますので、きょうは何もお答えできない」
広島県知事選挙は１０月２３日告示、１１月９日に投開票される予定で、立候補の表明は横田氏が初めてです。
＜スタジオ＞
県知事選、立候補の表明は横田氏が初めてです。初の女性知事になるかという点でも匹田さん注目されそうです。
【コメンテーター：広島大学大学院・匹田篤准教授】
「県知事選ですから、これからの県政、地域経済、人口問題、たくさん問題があります。それにどういうふうに取り組んでいくかっていうことの議論が進むことに期待したい」
