◆「ふなっしー」収集の刀剣 瀬戸内市の博物館で展示
刀剣のまち、瀬戸内市長船町で人気キャラクターの「ふなっしー」が収集した刀剣を集めた特別展が開かれています。
瀬戸内市の備前長船刀剣博物館で開かれているのは千葉県船橋市の非公認ご当地キャラクター「ふなっしー」の刀剣展。刀剣愛好家だという「ふなっしー」が5年かけて集めた60以上(前期・後期展)の刀剣コレクションを楽しむことができます。
3年前、撮影でこの博物館を訪れたことがきっかけで実現したもので、「ふなっしー」による解説も展示されています。
(客)
「梨の妖精なのに刀が好きなのがギャップを感じる」
なかでも注目が、「ふなっしー」が瀬戸内市の刀工、安藤広康さんに依頼して作った南北朝時代の名刀「福島兼光」の写しで、よく見ると「梨之妖精」という文字が確認できます。
(刀工・安藤広康さん)
「(Q:ふなっしーから依頼を受けて)うれしかった。日本刀は現在作られていると思っている人が少ない。過去のものと思われているので(ふなっしーからの依頼で)今でも作っていることが分かりやすい」
さらに特別展に合わせて刀を持つ姿が描かれた様々なグッズも販売していて、初日から8月30日までの約1カ月間で全国から約7500人が訪れたということです。
この特別展は前期と後期で展示する刀剣を入れ替えながら、2025年11月24日まで開かれます。後期展初日の10月1日には「ふなっしー」が博物館を訪れる予定で、観覧希望者の応募を受け付けています(応募は9月4日午後11時まで)。