8月29日は2023年12月に亡くなった熊本・八代市出身の歌手・八代亜紀さんの誕生日。八代亜紀さんの代表曲『舟唄』が、8月29日から九州新幹線新・新八代駅の出発メロディーとして導入された。
『舟唄』が新八代駅の出発メロディに
2023年12月に亡くなった八代亜紀さんと共演経験のある八代白百合学園高校・吹奏楽部によるメドレーの演奏で始まった8月29日の出発式。

八代市の玄関口である九州新幹線・新八代駅を訪れた人たちに、在りし日の八代さんを思い起こしてもらう場にしてもらおうと、八代市の協力の下、JR九州が名曲『舟唄』を新八代駅の出発メロディに導入した。

式では、JR九州の三浦基路熊本支社長が「演歌が出発メロディーに採用されるのは、JR九州では今回が初めてです」と挨拶。オルゴール調に編曲された『舟唄』のメロディーに合わせ鹿児島行きの新幹線が出発した。
「旅する人が思い出してくれたら」
また、駅構内には八代さんのモザイクアートや生前着用していたドレスを紹介する展示スペースも開設され、多くの人でにぎわった。

セレモニーに訪れたファンは「一人の八代の女性が、ここまで…。尊敬するし近付きたい」と話し、また八代さんがステージも立ったキャバレーニュー白馬の池田義信代表は「感無量。〈うれしい〉の一言。旅する人が〈八代だなぁ。〈八代亜紀ちゃんだなぁ〉と思い出してくれたら、うれしい」と話した。
(テレビ熊本)