大阪労働局長の諮問機関は、府内の最低賃金を去年から63円引き上げて時給1177円とする答申を労働局長に提出しました。
過去最大の引き上げ額となります。
大阪地方最低賃金審議会はきょう=21日、長引く物価高や新卒者の初任給が上昇していることなどを受け、大阪労働局長に対して最低賃金を去年より63円引き上げて時給1177円とする答申書を提出しました。
引き上げは5年連続で、上げ幅は過去最大となります。
高橋秀誠大阪労働局長は「中小零細企業では、経営の負担になることもあるので助成制度などの周知を行っていきたい」と話しました。
適用は10月16日からで、使用者側はアルバイトなどを含むすべての労働者に対して最低賃金額以上の賃金を支払わなければいけなくなります。