福岡市は20日、新たに2人のはしか患者が発生したと発表しました。
市によりますと、30代の男性と0歳の女の赤ちゃんです。
30代の男性は発熱やのどの痛み、発疹の症状があり、18日に発症しました。
海外渡航歴はなくワクチン接種歴は不明だということです。
また、0歳の女の赤ちゃんは発熱や鼻汁の症状があり、19日に発症しました。
海外渡航歴とワクチン接種歴はともにないということです。
また、この2人に関連はないということです。
県内で8月に確認されたはしか患者は7人となります。
市は患者2人が利用し、不特定多数の人と接触したおそれのある施設と交通機関を公表しました。
■8月17日(日)14:00~14:15 サニー那の川店
■8月18日(月)9:56名島発 西鉄バス29番博多駅行き(貝塚で下車)
■8月18日(月)13:03貝塚発 西鉄バス23番西鉄三苫駅行き(名島で下車)
■8月19日(火)15:30~15:45 マックスバリュ千早店
市は、これらの施設などを利用した人は、利用後21日間ははしか発症の可能性を考慮し、健康状態に注意するとともに、疑われる症状が出た場合には事前に医療機関に連絡の上、マスクを着用して医療機関の指示に従って受診するよう呼びかけています。
またこの際、公共交通機関の利用は控えてほしいとしています。
はしかウイルスは感染力が極めて強く、空気感染もし、感染して10~12日後に、発熱やせきなどの症状が現れ、38℃前後の発熱が2~4日続いたあと、口の中に1ミリ程度の白い小さな斑点(コプリック班)が出現し、いったん体温は下がりますが、再び高熱が出るとともに赤い発疹が全身に広がるということです。
手洗いやマスクだけでは予防できないため、市は予防接種の接種を呼びかけています。