太平洋戦争中、天草市の牛深沖に沈んだ軍艦『長良』の慰霊式が天草市で開かれました。旧日本海軍の軍艦「長良」は1944年8月牛深沖で、アメリカの潜水艦の魚雷を受け沈没。乗組員583人のうち348人が死亡しました。
慰霊式では天草市の馬場昭治市長が追悼の言葉を述べその後、参加者全員が献花を行いました。そして地元の中学生が平和のメッセージを発表しました。
(新田 菜智さん 牛深東中3年)
「平和の大切さ、戦争の恐ろしさを、昔話としてではなく、今ある世界の問題、二度と繰り返してはならない過ちとして話していこうと思いました」
最後は、遺族を代表して長良の艦長だった中原 義一郎さんの孫,中原 洪二郎さんが
「牛深の皆様が80年に渡って、欠かさずに鎮魂を続けてくださって心よりお礼を申しあげます」と謝辞を述べました。