広島県竹原市の天然記念物、「宿根の大桜(すくねのおおざくら)」の3本の幹が、すべて倒れているのが確認されました。
倒木したのは竹原市下野町にある「宿根の大桜」です。
今月13日ごろ住民から「倒れている」と市に連絡があり、19日、市の担当者が現地を確認したところ3本の幹すべてが倒れていたということです。
「宿根の大桜」はエドヒガンの巨木で、根元から40センチほど高さで、幹が4本に分かれた「株立ち」状になっているのが特徴です。
樹齢は200年ほどで高さ15メートル、幹の胴回りは4メートル以上もあり、竹原市の天然記念物に指定されていました。
しかし、2023年、4本ある幹の1本が腐食して倒れ、開花への影響が懸念されていましたが、残った3本の幹が力強く花をつけ、訪れた人を楽しませていました。
竹原市は倒木の原因などを調査するとしています。