コメの価格が高止まりする中、農林水産省が8月末までとしていた備蓄米の販売期限を延長する方針を固めたことが分かりました。
随意契約で放出される備蓄米は、新米の値崩れを防ぐため、販売期限が原則8月末までとされていました。
ただ、引き渡し作業などが追いつかず、申し込みがあった30万トンのうち、販売されたのは3割程度にとどまっていて、契約をキャンセルする業者も相次いでいます。
こうした中、直近のスーパーの平均価格は5kgあたり3700円を超え、最大の上げ幅を記録しました。
9月以降への販売期限の延長は、8月で販売を止めた場合、店頭価格が急激に上がる可能性を踏まえたものですが、方針の修正が今後の価格や流通にどう影響するかが焦点となります。