視覚と脳の認識のずれから起きる「錯覚」の不思議な世界を体感する企画展が、島根県松江市で開かれています。

田淵木萌記者:
この企画展では、約80の錯覚の不思議を楽しむことができます。

鏡を使ったトリックで、記者の体が消えています。
これも錯覚のひとつです。

松江市の島根県立美術館で開かれている『どうなってるの?錯覚のふしぎ展』。
視覚と脳の認識のずれから起きる「錯覚」がもたらす不思議な世界を体験しながら、その仕組みを学ぶことができます。

子ども:
揺れてるって、揺れてるよこれ。

「揺れる橋」では、実際に揺れているのは橋ではなく、取り囲む壁や天井の方ですが、脳が情報を補って橋の方が揺れていると認識。
これが「錯覚」の正体です。
ほかにも…。

田淵木萌記者:
こちらのトカゲ、普通だと右側を向いているように見えますが、鏡に映すと左側を向いているように見えます。

実物と鏡の中で向きが異なるように見える「トカゲのオブジェ」。
また、無限に昇り続けられるように感じる「無限ループ階段」。

竹がモチーフとなっているイラストでは、節の間隔は均等ですが、葉の向きによって長さが異なっているように感じられます。

会場には、立体錯視アーティストで明治大学研究特別教授の杉原厚吉さんが監修した「錯覚」を利用したアート作品約80点が展示され、不思議な錯覚の世界を体感することができます。

訪れた小学生:
面白かった。

訪れた小学生:
すごいだまされるけど、こんなの作ってみたいなと思った。

訪れた小学生:
タネは分かるけど、だまされるなって思う。

山陰中央新報社地域ビジネス局事業部・岡田詩歩さん:
見ていただくだけではなくて、実際に触れたり歩いたりできる体験型の展示が多くございますので、小さなお子様だけではなく幅広い世代の方々に楽しんでいただけたら。

この企画展は、8月24日まで開かれています。

TSKさんいん中央テレビ
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