住宅の庭にひょっこり現れた野生のサルを捉えた映像。
ガラス戸越しに撮影していた次の瞬間、カメラに向かって飛びかかってきました。
興奮気味のこのサルが現れたのは福岡・北九州市の住宅。
中学生の娘がサルと鉢合わせたという母親に当時の詳しい状況を聞きました。
娘がサルと鉢合わせた女性:
娘が家に入ろうとした時に玄関で鉢合わせて、(その後サルが)ちょっと離れた場所に行き、その隙に(娘は)家の中に入ったらしい。そしたらそれに(サルが)興奮したのか、(娘を)追いかけようとして玄関の付近で暴れた。
サルは玄関付近で暴れたあと庭に移動。
その姿を撮影しようとガラス戸越しにカメラを向けたところ、興奮した様子で何度も飛びかかってきたのです。
娘がサルと鉢合わせた女性:
「ママ大変!」みたいな感じで(娘から)電話が来て。とにかく家の全部の戸の鍵を閉めるように言ったんです。そしたら(娘が窓を)締めていく順々に外からサルも同じように追いかけてきて、締めるたびに窓越しに攻撃してきたという状況です。
サルの興奮状態は10分ほど続き、やがて庭に植えられたフジの実を食べ、去っていったといいます。
女性の娘はサルを刺激するような行動をした覚えがないにもかかわらず威嚇されたことにおびえていたといいます。
娘がサルと鉢合わせた女性:
やっぱり怖かったみたいです。動物園とかで見るサルって表情がかわいい感じなんですけど、やっぱり野生のサルって、向こうも怖がっているというか、威嚇する顔しているんで「怖かった」と言っていました。
一方、神奈川・逗子市から寄せられたのは、左手のない二足歩行のサルの新たな目撃情報。
川の流れにギリギリまで顔を近づけているのが、関東各地で目撃されている左手のないサルです。
遭遇したのは逗子市の菊池俊一市議。
市役所に向かうため、やむを得ずサルの近くを通りますが、サルに威嚇するような様子は見られません。
逗子市・菊池俊一市議:
威嚇したりおびえたりした様子は全くなくて、むしろ私に対して知り合いの人から餌もらいたいという感じで近くにいた。
この日は逗子市に近い藤沢市で最高気温が35.3度に達し、猛暑日となっていました。
専門家は野生のサルに遭遇しても「近づいたり、目を合わせたり、餌をあげないよう注意が必要」だとしています。