地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減に向けて「水素エネルギー」が注目されています。
このほど、県内企業向けのセミナーが開かれました。
セミナーは、化石燃料の代替エネルギーとして注目される「水素」を使った新しいビジネスを生み出そうと、県工業技術センターなどが開きました。
水素をめぐっては、2024年10月「水素社会推進法」が施行され、国は2040年までに年間1200万トンを導入するとしています。
この日は再生可能エネルギー事業を手がけるイワテック(長崎市)の担当者が、取り引き例が少ない県内の現状を報告しました。
イワテック エネルギーソリューション部 鶴丸将太朗 部長
「(製造過程で二酸化炭素を出さない)グリーン水素を取引することが、なかなか事例がない。ネットワークを広げることを行っていきたい」
担当者は水素を運ぶ事業者や保管場所の設置など、供給のネットワーク整備の必要性も指摘していました。