越前町で3日、かつて町で盛んに行われていたタコつぼ漁を体験するイベントが行われました。イベントに使われたのは参加者自身が絵付けした越前焼のタコつぼです。
1960年代、昭和40年ごろ越前町では越前焼のタコ壺を使ったタコ漁が盛んに行われていました。越前焼とタコつぼ漁を組み合わせた体験プログラムを企画したのは越前町の魅力を発信し関係人口を増やそうと活動するまちづくり団体「Team越前夢おこし」です。
今回の企画には県内外から8人が参加。越前町の茂原漁港から出航し今も越前焼のタコ壺を使って漁をしている地元の漁師、川嶋講三さんが行うタコの水揚げの様子を見学しました。
引き上げられたタコ壺は6月に参加者自身が越前焼の工房で絵付けしたものです。
川嶋さんが10日ほど前に沖合に沈め仕掛けておいたタコ壷が一つずつ引き上げられると、壺には大きくて生きのいいタコがー 大漁だったようです。
岸に戻った参加者らを待っていたのは特製の「タコ飯」です。地元で取れた天然のタコならではの力強い風味や食感を味わった参加者たち。越前町が誇る「伝統工芸」と「海の幸」の魅力を一度に堪能していました。

福井テレビ
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