アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)の理事の1人が辞任を発表しました。

アメリカのメディアは、トランプ大統領が早期の利下げを迫る上で追い風となる可能性があると伝えています。

辞任するのは、アドリアナ・クグラー氏です。

クグラー氏は当時のバイデン大統領によって指名され、2023年に理事に就任しました。

任期は2026年1月末までですが、これを待たずに辞任し、首都ワシントンのジョージタウン大学で教授職に復帰するとしています。

トランプ大統領:
連邦準備制度理事会に空席があると聞いた。それはとてもうれしいことだ。

この辞任について、ワシントン・ポストは「FRBの政策決定におけるバランスに変化が生じ、トランプ大統領が主導権を握るチャンスが生まれた」と報じました。

また、ウォールストリート・ジャーナルは「今回の空席がパウエル議長の後任候補を指名する枠となる可能性もある」と伝えています。

FRBの理事は12人で構成され、任期は4年となっています。

フジテレビ
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国際取材部
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