2025年度の最低賃金を巡り、厚生労働省の審議会は全国平均で6%、額にして63円前後の過去最大となる引き上げの目安を示す方向で調整に入ったことが分かりました。
最低賃金は現在、全国平均で時給1055円となっていて、厚労省の審議会では2025年度の改定を巡り、労働者側と企業側が議論を重ねてきました。
1日の6回目の議論でも隔たりがあることから決着せず、4日に44年ぶりとなる7回目の議論が開催されることになりました。
関係者によりますと、審議会は2025年度の目安について全国平均で6%、額にして63円前後の過去最大となる引き上げをする方向で調整に入ったことが分かりました。
目安通りに引き上げた場合、全国平均は時給1100円を超え、全ての都道府県で1000円を超えることになります。